犬の避妊手術
犬の避妊手術とは雌の犬の卵巣と子宮を摘出する手術のことです。
メリット
1.病気の予防
避妊手術をすることで、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症などの卵巣・子宮系統の病気が予防出来たり、罹りにくくなることが知られています。罹ってしまうと大きな手術が必要になることもありますので、若いうちに避妊手術をして予防するといいでしょう。
2.生理が来なくなる
手術の後は生理出血がなくなりますので、生理出血でおうちを汚すことがなくなります。
3.望まない妊娠を防ぐ
意図しない妊娠を防ぐことが出来ます。
デメリット
1.全身麻酔での手術
犬の避妊手術は全身麻酔での手術になりますので、大きくはありませんが麻酔のリスクがない訳ではありません。麻酔アレルギーや合併症が起こることもごくまれにあります。
2.太りやすくなる
避妊手術を行うと基礎代謝が減り太りやすくなります。
3.交配ができなくなる
当たり前ですが、避妊手術を行うと交配は出来なくなります。
犬の避妊手術のよくある質問
避妊手術ってどんな手術ですか?
お腹の周囲の毛を刈り消毒をしてから、おへその下の皮膚と腹壁を切開して卵巣と子宮を摘出します。摘出後、皮膚と腹壁を縫合します。
手術は何歳頃がいいですか?
当院では6ヶ月齢頃の手術をおすすめしていますが、体重、陰部の大きさ、乳歯の生え具合によって時期がずれることもあります。手術をご希望の場合は6ヶ月齢頃に一度受診されることをおすすめしております。
手術・入院の流れはどのようになりますか?
手術の流れは
手術日の予約 → 術前検査(当日または事前に検査) → 手術 → 入院(通常は1泊2日) → 抜糸(通常1週間後)
となります。手術後1週間は傷をなめないようにカラーを装着します。
料金はいくらくらいですか?
体重・妊娠・検査等によって変わりますが33000円からとなります。手術費用には入院費・麻酔代・薬代が含まれております。詳しくは当院までお問い合わせください。